【24本店ストック成虫No.38】GX50-yyii8.1M⑨
- YY
- 2024年6月29日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年12月16日
今年度は詳細については虫で語ろうというのがテーマです。血統・系統・虫は正直です。個体紹介についても、多くは虫に語ってもらおうというのが2024年のホペイフリークのスタンです。尚、本年度の系統一覧については以下によりご確認ください。
ホペイフリークのYoutube
2024年度系統紹介
今回ご紹介するのは以下の個体です。
【生体情報】
◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ
◆学名:Dorcus hopei hopei
◆産地:福建省北峰
◆累代:F4(同腹兄弟姉妹同士交配純インラインブリード)
◆血統名:GX50-yyii
◆グループ:GX50-yyii8.1
◆系統番手名:GX50-yyii8.1M⑨
【血統内訳】
およそ以下のような血統を内訳としています。
※当店の単位の基準で記載をしています。目的は「きちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位」です。→交配において重複する血統や系統があります
※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません
・TP:E
・HO8
・劉備
・張飛
・皇帝
・TT2A
・SAX
・極峰
等
GX50-yyii8.1M⑨
体長:75.1㎜
頭幅:27.6㎜
顎幅:6.8㎜



今年度、当店の血統は特に以下の点に好評の声を届けて頂きました。
・系統のカラーの一貫性の高さ
・仕上がりの美しさ
さて、この個体は、その中でも極美個体並ぶyyii8.1M系の個体であり、「譲渡交渉不可能」の個体です。
ん?と思った方は鋭い。最近は当店のお客様に忌憚ないご意見を頂くことが多く嬉しいです。好みや感想はハッキリ言っていただいた方が勉強になるし、また、ご提案もしやすいんですよね。
「この個体、ちょっと間延びしてない?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。「M系の割にはちょっと羽皺が多め?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。譲渡販売まで視野に入れると、「もっと形が派手で、体表も綺麗な個体がいるのに、これが交渉不可レベルなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
形状についてはもしそう思われたならご感想の通りです。写真写りが悪いわけではなく、なんならよく写っている方です(笑)ちょっとだけ、形としては間延びしています。
でも、血統屋さんとしては、この個体に他の個体以上の種適正を感じるのです。そういう選別というものがあるのです。8.1系を例にとるなら、8.1Fの親も8.1Mの親も羽皺はありましたね。でも次世代は超綺麗になった。メス選別の賜物ではありますが、それ以外にオスの種適正というものもあるわけです。そこを詳しく説明はしませんが、この個体に見えている道筋というものがあるわけなんです。