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譲渡不可【24本店ストック成虫No.54】GX50-yyii8.1M①

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 2024年7月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年12月16日


今年度は詳細については虫で語ろうというのがテーマです。血統・系統・虫は正直です。個体紹介についても、多くは虫に語ってもらおうというのが2024年のホペイフリークのスタンです。尚、本年度の系統一覧については以下によりご確認ください。


ホペイフリークのYoutube

2024年度系統紹介


今回ご紹介するのは以下の個体です。

【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F2(同腹兄弟姉妹同士交配純インラインブリード)

◆血統名:GX50-yyi

◆グループ:GX50-yyi8.1

◆系統番手名:GX50-yyi8.1M①

【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載をしています。目的は「きちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位」です。→交配において重複する血統や系統があります

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・劉備

・張飛

・皇帝

・TT2A

・SAX

・極峰



GX50-yyi8.1M①

体長:74.2㎜

頭幅:27.7㎜

顎幅:6.7㎜

顎厚:未計測

いやぁ~~、M系の真骨頂・・・ってところでしょうか。すんげぇフォルム!


イカツイ・禍々しい・かわいい・・・この3つかな。上下に思い切り押しつぶしたようなフォルムです。それは、縦横比率が高いという従来の意味に加え、各部位までがもし上下に潰してデフォルメしたらこんな形になるんだろうな‥‥というような圧縮感を醸しています。


まぁ、よっぽどのことが無い限り売りませんね。よっぽどのこともないんじゃないかな~と思っています。高い値段を付けたくてもったいぶってるんでしょ~なんていう穿った見方もされるのかもしれませんが全然そんなことではありません。


本来80㎜くらいだった個体を、上下にぎゅっと押しつぶしてデフォルメ、顎や頭や前胸や腹もデフォルメ、厚み面でもデフォルメ・・・そういう超特殊個体ですから売りたくないんです。腹も丸みを帯びてふっくらしており、縦に身近く横に広く縦に分厚い。ここまで徹底的にデフォルメくんになっている個体、探したって中々見つかるものではありません。


仮に親にしないにしろペットですね。この個体は、当方が20年程前に飼育していたTP:EのV系統の当時のヤフオクでトップクラスの価格を付けたレジェンド圧縮個体君にそっくりです。そういう個人的なノスタルジック感もあるので、まぁ手放したくないですね。


また、やっぱりMって、親の頃からなんとな~く絵みたいな写り方をするんですよ。一つは、この以上にきめ細かい肌質にその理由があるのかもしれませんね。もう一つは、各部位が鉛筆画みたいな、岩を砕いて作ったような造形をしているからかもしれません。


オオクワガタ飼育をしている限り、昔から言われてきたようにカッコいいが前面に立つのでしょうが、私的にはかわいい・オーラがある・・・こういうことがとっても大切。手に乗せて鑑賞したときの味わいの持続力が全然ちがってくるからですね。


世界観がある!ということを伝えてきたM系ですが、本当にどの個体も個性が濃い。個性が強いというより濃い!これがMの魅力でしょうね。いくら積んだって手に入らない類の個体っているわけで(販売をしていないとか、販売数が少ないということではなく)、それは超ハイスペックな個体もそうですが、超独創的な個体もそうなんですよね。こういう個体は手放してしまうともう代替が効きませんから、やっぱりそう簡単には手放さない1頭ですね。


余談ですが、このとんでもない骨格・フレームの強さが、8顎を余裕搭載するのでしょう。

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