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23GX50-Xペア No.2

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 2023年10月20日
  • 読了時間: 2分

・体長:77.3mm

・頭幅:28.1mm

・顎幅:6.81mm

・顎厚:未計測

・羽化時期:2023年5月

最後に完売となった23GX50-Xペアです。

この在庫を見ながらニヤニヤしていました。

最近は購入時の所有感を優先する方が増えたと感じます。私は購入者に幸せになって頂くのが一番だと考えていますから、最後はお客様のご要望に沿うようにします。ただ、血統屋としてショップを開かせて頂いているので、ご相談に乗らせて頂く際は「種適正」の方を優先してご案内するようにしています。購入時よりも、次世代での多幸感が高そうな個体やペアを推させて頂くということですね。この個体は後者、種適正が高そうだなと感じていた個体です。理由は簡単、顎8.4個体に雰囲気がよく似ているからです。特に8.4個体は頭部が特徴的でした。頭楯付近が絶壁になるような高低差を持っており、この個体はそういう高低差を持っています。親のAg番手(銀版)にもよく似た、ぬるっとした雰囲気も持っています。次世代、めちゃくちゃ幼虫の体重が乗って、めちゃくちゃ異質な個体を出してくるんだと思います。さて、どなたが最近のトレンドという垣根を超えて、「種にするなら、トップクラスの個体と似ている個体を抜きたいな」と思ってくれるのかなと・・・こればかりは、血統屋としての好奇が勝り楽しみにしていました。そういうことで、PRもせず放置していた個体です。なるほどね、という方にご購入頂き、なるほどね、と納得してしまった2023年の秋でした。

撮影を6月12日、一日天候に恵まれず・・・一日中雨です。雨脚が遠のいた僅かな隙間を縫ってNo.1をアップしましたが、その後16時頃まで雨が強くなり、なんとか霧雨の中15:50頃、No.2の撮影をしてきました。かなり薄暗い銀色の空の下の撮影ですので、写りがセピアカラーっぽくなってイマイチです。表面の小さな粒は霧雨です。過不足無い写りを心がけているのですが、少し実物より劣った雰囲気になっているかもしれません。ただし、そこは流石Xというところでしょうか、スタイルの良さと全体のボリューム感・威圧感で曇天の中でもしっかりキメてくれました。威圧感とボリューム感が強い個体ですが、やたら綺麗な肌質をしています。そんな雰囲気もあって、なんとなくどんよりした気分の日でも、Xを手に取ると多幸感を感じることができるのかもしれません。



さて、この個体をみて「あれっ?」と思った方は鋭い!ブログにも掲載している22年3月羽化のGX50-Xにそっくり。つまり、とても親に似た個体です。その親が今年度のXを誕生させているわけですから、種適正がとても高いのではないかな、と期待が膨らみます。

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