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BE KUWA92号読者プレゼント個体

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 2024年11月5日
  • 読了時間: 2分

GX50-yyii8.1M①

体長:76.0mm

頭幅:27.6㎜

顎幅:6.8㎜

福建省北峰:2024年5~6月羽化

まず、黄色いラインからいって、複眼から上翅に向かって、前胸・上翅の縁をなぞるように直線を引いたときに、どこかの部位が過剰に膨張していないこと・・・・そして、そのラインが下方に向かって狭まるような傾きを有していることを私は重視します。おお顎はホペイの顔みたいなものですが、そのおお顎に直結する頭の形もホペイの印象を大きく左右します。眼下突起が、この黄色いラインに触れるような幅まで過不足無く張り出していると、頭・前胸背板・腹の接続が隙間なく繋がっているように見えて美しいです。


青の矢印についてです。

おお顎は張り出しが評価されますから、張り出していてくれるといいですが・・・・頭の幅と同じくらいの位置まで基部張り出し部があれば充分かな・・・という感じです。この個体は、張り出しがやや過剰。このやや過剰な部分が個体の魅力のスパイスみたいなものでして、スパイスばっかり効いているのもイマイチなのですが、どこかに少し、特徴的な部分があると虫が冴えますね。


赤い丸は、眼上突起。眼上突起は、「大好き!!!」という方が多いですが、眼上突起フェチの方の好きな眼上突起にものすごく個体差があるので(吊り上がったものが好きな方、長いのが好きな方、少し側方が抉れたものが好きな方、短くてトゲトゲしたものが好きな方など)・・・・正直、美形についてはそこそこきりっとしていれば良い・・・程度にしか思っていません。


赤い直線は頭の張りを示していますが、このようにV字にグッと張ってくれると切れ味が増して好印象稼ぎ(笑)がしやすいです。もちろん、V字に張るのではなく、のっぺりと頭が丸くて張りがあるのもいいですね。

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