カタツムリ食オサムシ飼育特化マット【ブーストマット】
これで産まなきゃ虫の準備が不十分!
そう確信して使える、カタツムリ食オサムシの繁殖飼育専用究極マットです。
とにかくマットを疑わないで飼育を続けられるので、安心感が違います。
水分量なども調整済み。
お好みにカスタムして使用して頂いても面白いですが、デフォルト状態で十分な性能を発揮します。
【ブーストマット誕生の軌跡は以下をクリック】
10年以上の試行錯誤と、完成まで13か月かかった全方面対応最強マットです。
【当方の繁殖実績】
・ホンマイマイカブリ(滋賀・兵庫・広島・福岡北部・淡路島・五島→仲通、若松、福江)
・ヒメマイマイカブリ(様々な地域、山地性、河川敷、離島→伊豆大島)
・シナカブリモドキ(浙江省金華)
・テイオウカブリモドキ(桂林、児山)
・イボカブリモドキ(重慶(巨大亜種)、湖北)
・オオコブカブリモドキ(広東)
・プリンキパリスカブリモドキ(湖北)
・キタカブリ(山地性、河川敷)
・種間交配CBホンマイマイカブリ(福岡×福江)
・ミヤママイマイカブリ
・エリスカブリモドキ
・サドマイマイカブリ
※コアオマイマイカブリは繁殖したことがありません
※湖北省のCoptolabrus pustulifer xianfengensisはまだ羽化までたどり着いてはおりません(採卵成功が2024年12月であるため)
◆ブーストマットの誕生◆
カタツムリ食オサムシの魅力に憑りつかれて以来、2014年頃から繁殖を試み、2019年頃から本格的に繁殖開拓に取り組むようになりました。採集に行くハードルが高い五島列島のマイマイカブリを飼育して、ただCB個体を繋いでいくだけではなく、ワイルド個体のマックスサイズに近しい個体群を得たかったというのが一つ。外国のカブリモドキのような美麗種を増やし、カラーバリエーションを楽しみたかったというのがもう一つの理由でした。
順調に繁殖が進む種も多い中、繁殖に難儀する種にも出会いました。そういった繁殖にクセがある種の飼育開拓を進めていくにおいて、カタツムリ食オサムシの飼育の要は採卵にありました。採卵さえクリアすれば、あとは何とかなる・・・。
種類別に床材の調整をすることはいくらでもできます。ですが、どんな種類にも通用するような汎用性高い床材を作ることができるのではないか!?・・・こういう感覚を持ち始めていたのも事実です。
”およそこういうマットが良いであろう”という明確なビジョンをもってから、本格的に難関種の飼育開拓にかけた月日はおよそ13か月。この13か月の間に、奇しくも最も使用頻度が高かった最初のマットに近しい形に戻ってきた・・・このストーリーがブーストマットの誕生背景です。
最後の微調整を加え、広範囲にカタツムリ食オサムシの採卵をカバーできるマットが遂にできました。調整に当たっては自身の飼育における試行錯誤はもちろん、フィールドに行って調査をするなどの手間暇も惜しんでおりません。自信作です。ぜひ、繁殖してみたいオサムシをブーストマットの上で飼育してみてください。
ブーストマットの誕生はオサムシ飼育のゴールではありません。
床材こそがオサムシ繁殖の要である。
そのスタートラインが、ブーストマットです。
まだまだ、繁殖が未開拓な種・・・・巨大個体の誕生が叶っていない種・・・レアカラーの飼育例が無い種・・・・など、オサムシの飼育の世界には未開拓なエリアが沢山。ブーストマットは、繫殖オサムシの新しい領域に踏み込むためのスタートラインです。
RUN UP THE ROAD TO GLORY!
新成虫との対面というゴール・・・・そして新しい種の飼育開拓というゴールへの歩みを加速させる。そのブースターが、ブーストマットです。
◆ブーストマットの性能等◆
①使用感等
・保湿力が高い→1か月ほど加水せず使用できます
カブリモドキ・マイマイカブリの卵は、やや高い湿度を好みます。しかし、水に直接触れると死んでしまうことが多いです。霧吹きなどをして水分調整をすると、既に産まれた卵に水が直接触れ、卵をダメにしてしまうことがあります。一方で、乾燥しすぎるとそれはそれで卵はダメになってしまいます。保湿力が高く、長期湿度を保てるのがブーストマットの性能のです。
・ダニに強い
ワイルドは特に、虫の性質上成虫にはダニがついていることがあります(不潔なのではなく、そうやって清潔を保っています)。このようなダニがマットの中には這い出にくく、卵がダニにやられることが非常に少ないです。上記同様、セットの持続力が長いのが特徴です。
・柔らかい
ふかふかで柔らかく、弾力があります。メスが産卵管をマットの中に入れやすいような感触です。また、この弾力のお陰で、卵掘り出しをした際の孵化率が高くなります。卵にも優しいマットです。
・形状固定力がある
メスは産卵管を床材に挿入し、長い産卵管で卵座(卵が入るスペース)を作り、その中に卵を横たえます。産気づいたメスはどのようなマットでも産卵しようとしますが産むには至らないことがあります。卵座が崩れるようなマットは産卵に適さないとして産卵を諦めてしまうのです(従って、固定力が高い湿り過ぎたピートには産んでしまうことがあります。ただし、狙って産卵させることは至難です)。
・層を作ることができる
マットの上1cmくらいは徐々に乾いてきますが、そこから下は保湿されるような性質をもっています。水分量に不安がある方は、やや加水が多めな状態(かるく握るとくずれれない、水を搾れるほどではない)にして放置して頂くと、いずれ産卵に適した状態に変わっていくようにできています。
※発送の段階で水分調整はしてから送ります
また、詰め方を気にする必要がありません。届いたマットを袋からザっとケースに開けて頂くだけでOKです。下の方がマットの重量で固まり、上の方がふわふわのままになります。産卵管を深く差し込む種・潜って産卵する種等、固めの層を好む種に適した固さのゾーンができ、やわらかい層も残る・・・という性質を持っています。
➁再利用可能
再利用が可能です。腐りにくく、変質しにくい材質でできていますので、未使用の状態で長期保存が可能です。使用についても、何度も使って頂くことができます。1月1日現在、オオコブカブリモドキはまだ10月頃から使用中の産卵マットを使っています。肉食甲虫に餌を与えながら管理しても、食べ残しなどを除去していけば3~4か月は普通に使えます。
使用が終わったマットは、天日干しでも陰干しでもどちらでも構いませんので完全乾燥させて頂くと、また再利用が可能です(天日干しを推奨)。再利用の際には、届いたときと同じくらいの水分量に加水をしてください。
③量を気にする必要がありません
・1.2L単位の販売です
産卵セットについては深さも重要。その深さを考えなくて大丈夫な量に計量しました。小ケースで、1.2L・・・・中ケースでは1.2L×2で丁度良い深さになります。
※意図的に潜らせたい場合・難関種を外したくない場合は×3袋以上入れてください
ケースにマットを適切な深さまで入れてから、それを取り出して量を計量するという方法で量を定めましたので、安心してそのまま全部投入してください。
※マットの性質上、固く詰めると小さくなり、緩く詰めると体積は大きくなりますので、計量カップにぴたっと入るくらいの詰め方で封入します(ぎゅっと固めれば体積は減ります)。
④虫の活性を高める
虫の活性を高めてくれます。最初は潜ってしまうかもしれませんが、放置しておくとよく活動します。よく餌も食うようになります。産卵セットの際にはもちろんですが、より小さなケースに少量ブーストマットを敷いて飼育して頂くと、餌をよく食い、成熟や仕込みが早くなります。
⑤蛹化マットにも使用可能
一応・・・というレベルですが、蛹化マットとしての使用も可能です。その際には、もう少し加水して固まりやすいようにはしてあげてください。50㎜アンダーのカブリモドキ・マイマイカブリは問題なく蛹化します。50mm超級になる種には、また別の工夫が必要なケースもありそうです。
⑥約40種類のステッカー付き!
※耐水ではないので、濡らすと溶けてしまいます
最後の2枚の画像を参照ください
マットの正面に、ランダムでステッカーが付きます(選べません)!是非、コレクションしてください!ちなみに、×3種くらいのシークレットもございます(画像内に写っていないものです)!
◆ブーストマットのデメリット◆
どうしても、カブリモドキやマイマイカブリは産卵床に砂などを好みますので、ブーストマットにもそういった固い素材が含まれます。ピートやクワガタマット、ミズゴケなどで管理するのに比べ、ブーストマットで管理した成虫は摩耗します。
オサムシは非常に強い甲虫です。繊細な造りの割に、きわめて丈夫。数年にわたって、美しい姿で鑑賞が叶います。もちろん、飼育後の標本も綺麗でしょう。ブーストマットで管理をして思い切り採卵すると、オサムシの体表などがある程度は摩耗してしまいます。輝きも鈍くなることがあります。標本用にしたい個体は、ブーストマットでの管理はお勧めできません。標本用に綺麗に飼育するか、標本を視野にいれずブーストマットで思い切り次世代をとるかという天秤は考える必要がありそうです。
◆ご購入いただくにあたって◆
ご購入に当たっては、次の「ご購入にあたってのお願い」を必ずご確認頂き、各項目にご了承を頂きますようお願い致します。
【その他】
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