2025年の特別販売の予定等について
- YY
- 1月12日
- 読了時間: 7分
2025年を迎えましたね。2024年末は福袋が大好評でした。
ありがとうございました。
そして、今年もよろしくお願い致します。

まだ多くが未定ではございますが、ここでは2025年今年度の予定等をお伝えいたします。

1.年間の販売イベントの予定について
まずは、2024年の販売イベントを以下にまとめます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆過去の当店の販売イベント◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【昨年2024年の販売イベント】
①夏季ボーナスセール→6月29日開始
➁メス単アウトレットセール→7月7日
③お盆の生体リスト更新短期セール→8月15日開始
④冬季ボーナスセール→12月14日開始
⑤2025年始福袋販売→2024年12月25日販売解禁(×15セット)
一応、一昨年(base shop時)のイベントもいかにリストアップしておきます
【昨年2024年の販売イベント】
①夏季ボーナスセール
➁秋の生体リスト更新短期セール
③冬季ボーナスセール
④2024年始福袋販売→×7セット
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今年度は以下のように予定をしております。
【今年2025年の販売イベント予定】
①夏季ボーナスセール→実施確定
➁秋の生体リスト更新短期セール→実施ほぼ確定
③冬季ボーナスセール→実施確定
④2025年始福袋販売
→実施未定、できた場合⇒2022年と同等:3セット前後の予見
特記は、メス単アウトレットセールを行わない予定であることと、
福袋の数が大幅に減る予定であることの2点です。
理由は後述します。
特に福袋については今年度の評判が非常によく、来年に対しても大きな期待の声を頂いており、その上で大変心苦しくはありますが、次の理由につき今年度と同規模の福袋販売はほぼ不可能であることが確定しております。
→質は落としませんが、数は減ります
夏のセール・秋の生体リスト更新セール・冬のセールはこれまでと同じように、同じくらいの時期に行う予定にしております。こちらは、ほぼ確定で実施と申し上げて問題なさそうです。
2.今年度の背景
今年度の販売イベントについては、
・メス単セールの廃止
・福袋の大幅削減
上記が、2024年度の販売と比較して大きく変わる2点です。
この背景は以下の通りです。非常にシンプルで物理的な理由です。
☆ホペイの飼育頭数が2024年度の飼育規模の1/2である☆
今年度は、諸理由に加え、韓国産オオクワガタの飼育にかなり注力をしているため、全飼育頭数は昨年の2/3程度・全飼育頭数よりもホペイの飼育胃頭数が少なく、ホペイの飼育頭数は昨年の凡そ1/2となっております。
・2026年もホペイの飼育頭数を抑える
・2026年度はホペイの飼育頭数を元に戻す
2026年については、自然な流れとして上記のいずれかになるの予定ですが、後者の場合は種親をしっかりストックしなければいけませんので、業者としては飼育頭数が少ない今年も種親のストック数は抑えない予定です。伴って消費が大きくなるのはメス成虫の数です。これにより、メス単のアウトレットセールは行いません。
また、販売可能ペア数も、飼育数の減少に伴い、減る見通しです。羽化してくる成虫のレベルは、これまでの実績を振り返れば、2023年度の実績よりも高くなってくる予定です。スペックについては分かりませんが、血統ホペイとしての形状レベルについてはより高くなり、各系統の性能も向上する予定です。
夏・秋・冬と、厳選個体の販売を行いますが、2024年度、飼育頭数が過去最大級であった年と比較して、初夏の頃からコツコツ福袋の為にストック個体を集めていくという福袋の準備は難しいです。福袋は、その年度の販売の最後の大セールになるわけですが、冬のセールを終えたクリスマスの頃には生体在庫が希薄になっている予定です。個体のレベル・系統のレベルは先述の通り高い見込みですので、福袋の質は落とさないようにしますが、福袋の販売可能セット数は激減する予定です。2023年度の福袋の販売セット数も7セットと、10セット未満です。今年度はbase shopオープン時と同規模の、2~3セット・・・・5セット未満の販売になる予定です。
3.別部門への注力
今後の当店の運営についてですが、以下の部門へこれまで以上の注力を行う予定です。この進捗によっては、2026年度以降ホペイの飼育頭数は少ないまま推移する可能性がございます。
1.マリンアクア部門・飼育アドバイザリー・メディア出演への注力
2024年度は、これまでの中で一番、メディア等に取り上げて頂いた1年となりました。マリンアクア部門・飼育アドバイザリー・メディア出演等について、2025年以降はこれまで以上に注力をしていく予定です。当店の特色でもありますが、飼育が未開拓なジャンルに切り込んでいくというスタンスはこちらのジャンルでも活きております。昆虫部門のお客様にはイメージが難しいかもしれませんが、アクア歴は昆虫飼育よりも長いのが当店のもうひとつの側面・・・こちらでお世話になっている方々には、改めて今年度もホペイフリークをよろしくお願い致します。
2.カタツムリ食オサムシの繁殖研究の規模拡大
2025年以降の活動で最も注力規模を大きくする予定であるのがカタツムリ食オサムシの繁殖研究です。
ホペイは血統の固定率や、性能も格段にあがってきています。多くの系統を飼育したいという気持ちは山々ですが、今年度のXや♠、8.1系を見ると、系統を多数用意せず、1腹2腹も繁殖をすれば十分なアウトプットを得られるようになってきました。
最強クラスの血統として台頭した♠7.8シリーズは、①~⑥と×6腹も用意しましたが、×6腹に突出した違いは感じていません。yyii8.1Mについても、①と⑨の発現傾向には目立った違いを感じません。Xについても、U2、9①、9➁、9③と飼育をしましたが、異系統同士を統合したU2と、同系統の累代純増インラインの9番系についても、蓋を開けてからは大きな違いは感じていません。
この背景からも、ホペイの飼育頭数は縮小させ、1頭1頭をこれまで以上のVIP管理にして、親選別にこれまで以上の精度を求め、超精鋭飼育をしていくのも十分効果的であるというが現状の当店の見解です。
ホペイを縮小した分をオサムシ繁殖と、繁殖開拓に充て、まだまだ飼育については未開拓のオサムシ飼育の魅力を伝播させていきたいという気持ちが強いです。書籍執筆・用品開発を通じて、美麗・特異・多彩な造形を魅力とするオサムシ(中でもカタツムリ食オサムシを中心とし)の飼育文化普及に努めたいというのが当店の現状の見解です。
”クワカブオサ”と言われるくらいにはオサムシの飼育に発展・普及してほしいという想いがあります。ワイルドも流通量が増えてきました。その上で、オサムシ飼育文化が発展していくためには、飼育が難しかったり未開拓な種の飼育開拓と、オサムシ飼育を簡単にする用品開発が必須であると考えております。これを責務と考え、飼育法(情報)の発信や、用品の作成に取り組んでいく予定です。
2024年は×5種程度しか、新たに繁殖開拓ができませんでしたが、ホペイの飼育規模を縮小することで×10種程度は例年飼育開拓を進めていける見込みです(入手できない場合は不可能ですが)。飼育開拓と並走してマニュアル作成や用品開発を進め、実績を出せるノウハウや、実績を出せる用品を世に出していきたいと考えております。

オサムシについては、現状は別種間交配のハイブリッド種の飼育は考えていませんが・・・その種のなかで希少性が高いような形状・カラー・サイズ感の個体達を輩出していくようなイメージを考えております。
国内のオサムシであるマイマイカブリについても、ラインナップを増やすよりは、特定の個性が強いような亜種や、希少性が高い亜種の、現地で採集することが難しいような色味とサイズをそろえた極上個体を輩出していくことを考えております。
このようなニッチな取り組みについては・・・・・Dorcus Hopei Hopeiという種の縛りの中でどこまで究極を追求できるかというHopei Freakならではのカラーかと考えております。
今後も、”特定の種の飼育をどこまで突き詰められるか”という徹底した探求心で活動を行っていきますので、今年度も当店・当店の取り組みをどうぞよろしくお願いいたします。
2025年1月12日記
ホペイフリーク代表 山本 良樹