26新成虫特選一点物 夏No.10 GX50-yyii68零式①
- YY

- 6 日前
- 読了時間: 3分
◇オス
・体長:74.2mm
・頭幅:27.4㎜
・顎幅:7.0㎜~7.1mm
・顎厚:未計測
・羽化時期:2026年6月6日
※気にならないほど軽度の顎ずれ(高低差)があります







ホペイ飼育文化は約30年ほどにもなります。初期のころは〇〇省までのラベルの個体も少なくありませんでした。その後、2000年付近から〇〇省以下の産地ラベルが記された個体が流通するようになり、数多の産地のホペイ、そして血統が誕生しました。そして、苛烈な血統の淘汰の歴史がありました。そうして、今に名を残す・・・あるいは、名が記載されおらずとも今のホペイに流れる血の一部となる血統たちが誕生しました。血統・飼育・文化の開拓者たちの歴史が今に繋がってきています。
本個体は、古参・かつてのホペイが好きだった方々悶絶の一頭。古き良き血の良き様相を誠実に発現している個体です。飼育技術・テクニック・血統がブラッシュアップされたことで、スペックアップや、より直観的な形状が開拓されました。一方、昔から良しとされてきたかつての有名血統たちの様相を今に残す個体は減ったと感じます。
ホぺコン隆盛のころの血統たちの面影はきちんと残っていますか?これを私は日々自問自答しています。形状第一主義を自称するのは、スタイルに対してのあくなき探求故・・・だけではなく、かつての魅力を咲き誇らせた個体たちへのリスペクトでもあります。本個体は、古き良き個体たちが持っていた表情を今も雄弁に語ります。しかし、スペックについてはかつて見ることができなかった域に入っています。このような、伝統と現在のトレンドの両立を図ろうとしているのが私の取り組みの中枢であり、これを私は”形状至上主義”と呼んでいるものです。
なんだかよくわからない形になってしまった太いだけの汚いホペイを飼育したいとは思いませんし、産地ラベルもほぼほぼ「中国産」みたいなノリになったホペイを飼育したいとも思いません。それであれば、ワイルドや累代が浅い個体の方が楽しそうです。
ホペイ飼育における「血統」という言語は、”血筋”という意味以上のものを持ちます。カッコいい形を追及した文化がありました。血統たちがしのぎを削った歴史がありました。その結果、今に残された”優良”というものがあり、形状・スペック・文化・飼育難易度などをすべて含めた言語が「血統ホペイ」の”血統”が持つ意味だと、私は自身に落とし込んでいます。
私が妥協したくないのは、飼育や虫たちの面倒見だけではありません。折角30年ほども続いたホペイ飼育の歴史。そこで良しとされてきた伝統や、ホペイならではの形状の楽しみ方は伝統的につないでいきたいと思っています。一方で、昨今末端のスペックや、まだ見ぬ形へのあくなき探求も行っていきたいと思っています。この両立を図るのが私の飼育です。難しいことですが、そのIZMを体現している個体が、本個体のような個体です。
なんだか懐かしい。
しかし、昔にタイムスリップしたなら”異次元。
今現在に通用するパンチ力を持っている。
それがこういう個体。
やっぱりホペイっていいよね、そして次世代って楽しみだよね。
過去も今も未来も楽しめる、そんな個体がこういう個体。









