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★商談不可【25本店ストック成虫】No.15 順昌W38 76U-NL 

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 7月14日
  • 読了時間: 4分

更新日:23 時間前

※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています

※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます


【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省順昌

◆累代:F2(NLSP2代目)

◆血統名:W38

◆グループ:76U-NL(No Limits)

◆系統番手名:76U-NL➁

※系統紹介動画で言及が漏れましたが、2腹あります(①と➁)



【系統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

順昌W38は全系統辿れは2002年入荷のWild38mmメス持ち腹にたどり着きますので、系統の潔白は血統のブレンドでは証明する必要がありませんが、次のような系統のブレンドになっていることは示します。なお、「75系統から派生した76系統」のように、系統が多岐にわたった順昌W38は単位の統一が難しいため、当方の主観で記載をしており、そこにはあまり法則的なものはございません。

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・76U-Limited

・73C系統

・72系統

※さらに詳細な歴史を知りたい方は以下からどうぞ



【血統説明76U-NL】

2006年に登場した75系統内の76㎜をスタートとし、2010年に「76U-Limited」に昇華された76系統。バラツキが激しいと言われてきた当時の順昌系統群の中において、固定率及び優良個体の出現率の高さから一斉風靡をしたのが76U-Limitedでした。しかし、小型個体が多く、また累代の弊害も発現したことにより次第に世の中から姿を消していった系統でもありました。


当店のW38の歴史は、譲り受けた「俺の目指すところ」と称された76U-Limited(type:Z)の姿、及び当時そういった方向で支持をされた怪物順昌群の継承です。


ただ累代を回すだけでは、血統名は繋げても当時の衝撃や美意識の継承は難しく、73系統や72系統、その他各種系統のブレンドを試行錯誤しながら今日まで順昌ホペイを繋げてきました。その中でも、最も76系の血が濃かったのがNLSP。濃い分難易度も高い。そう思ってきましたが、「されど最後は血統を信じてみよう」というNLSPのインライン交配の先に誕生した奇跡が2025年今年度の76U-NLです。


これまで敬遠してきたインライン交配を再度実行、初めてやりたい親選び・やりたい交配を高純度でおこなったかもしれません。その結果が今年度の究極アウトプット。

・幼虫サイズの格段のアップ

・暴れが無くなった

・76発現の固定率の高さ過去トップ

・成虫のスペック過去トップ

・変態能力過去トップ・当店のホペイの中でもトップクラス

いきなりすべてを揃えてくれました。

ブリーダーの想像力に限界はあっても、血統に限界はありませんでした。正にNo Limits。実物を見られた方はみなため息をつかれます「こんなのばっかりなんですか」そうなんです。それが順昌76U-NL。



【数値実績】完品羽化した個体の数

・顎幅最大値はおそらく7.6㎜

・妖怪比率個体複数

※2025年時点で順昌で余裕7アップを誕生させられるのはおそらく当方の血統だけです


順昌W38 76U-NL

2025年5月羽化

前蛹ウェイト19gから

・体長:71.2㎜

・頭幅:26.7㎜

・顎幅6.7㎜


★個体動画★

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やはり下の2010年羽化初代とそっくりである

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2010年羽化、15年前の76U-Limited初代である

10年以上の累代とブラッシュアップ&レベルアップがあっても、

血統ホペイはちゃんと血統の元祖の面影を示す

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個体を手に取っていて、ただただため息がこぼれる

これほど幸せな時間はない

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強烈に張り出した眼下突起など

かつての特徴も健在、かつ強調されている

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超カッコいい個体です。

今も昔もカッコいいものはカッコいいです。


興味深いのはNo.7や、かつて私が手にしていた初代NLと体長や頭の幅などの数字が酷似していること。


当店の順昌は、絶対にこのフォルム・この雰囲気を残そうという不屈の精神の上に成立していますので、随分と迫力も増しました。かつて「デフォルメホペイ」の名を欲しいままにした順昌は、今2025年、さらなるデフォルメホペイとして台頭してきました。


ですが、その表情の後ろにはいつも先代、先々代・・・そしてず~っと昔の祖先の面影がきちんと存在感を醸しているのです。これも、血統ホペイの味わい深さでしょう。噛めば噛むほど味が出るんです。スルメ君(私の言語ではありません)。懐かしいですね(笑)

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