★商談不可【25本店ストック成虫】No.20 順昌W38 76U-NL
- YY

- 7月15日
- 読了時間: 4分
更新日:23 時間前
※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています
※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます
【生体情報】
◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ
◆学名:Dorcus hopei hopei
◆産地:福建省順昌
◆累代:F2(NLSP2代目)
◆血統名:W38
◆グループ:76U-NL(No Limits)
◆系統番手名:76U-NL①
※系統紹介動画で言及が漏れましたが、2腹あります(①と➁)
【系統内訳】
およそ以下のような血統を内訳としています。
※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです
順昌W38は全系統辿れは2002年入荷のWild38mmメス持ち腹にたどり着きますので、系統の潔白は血統のブレンドでは証明する必要がありませんが、次のような系統のブレンドになっていることは示します。なお、「75系統から派生した76系統」のように、系統が多岐にわたった順昌W38は単位の統一が難しいため、当方の主観で記載をしており、そこにはあまり法則的なものはございません。
※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません
・76U-Limited
・73C系統
・72系統
等
※さらに詳細な歴史を知りたい方は以下からどうぞ
【血統説明76U-NL】
2006年に登場した75系統内の76㎜をスタートとし、2010年に「76U-Limited」に昇華された76系統。バラツキが激しいと言われてきた当時の順昌系統群の中において、固定率及び優良個体の出現率の高さから一斉風靡をしたのが76U-Limitedでした。しかし、小型個体が多く、また累代の弊害も発現したことにより次第に世の中から姿を消していった系統でもありました。
当店のW38の歴史は、譲り受けた「俺の目指すところ」と称された76U-Limited(type:Z)の姿、及び当時そういった方向で支持をされた怪物順昌群の継承です。
ただ累代を回すだけでは、血統名は繋げても当時の衝撃や美意識の継承は難しく、73系統や72系統、その他各種系統のブレンドを試行錯誤しながら今日まで順昌ホペイを繋げてきました。その中でも、最も76系の血が濃かったのがNLSP。濃い分難易度も高い。そう思ってきましたが、「されど最後は血統を信じてみよう」というNLSPのインライン交配の先に誕生した奇跡が2025年今年度の76U-NLです。
これまで敬遠してきたインライン交配を再度実行、初めてやりたい親選び・やりたい交配を高純度でおこなったかもしれません。その結果が今年度の究極アウトプット。
・幼虫サイズの格段のアップ
・暴れが無くなった
・76発現の固定率の高さ過去トップ
・成虫のスペック過去トップ
・変態能力過去トップ・当店のホペイの中でもトップクラス
いきなりすべてを揃えてくれました。
ブリーダーの想像力に限界はあっても、血統に限界はありませんでした。正にNo Limits。実物を見られた方はみなため息をつかれます「こんなのばっかりなんですか」そうなんです。それが順昌76U-NL。
【数値実績】完品羽化した個体の数
・顎幅最大値はおそらく7.6㎜
・妖怪比率個体複数
※2025年時点で順昌で余裕7アップを誕生させられるのはおそらく当方の血統だけです
順昌W38 76U-NL
2025年6月羽化
前蛹ウェイト23gから
・体長:76.0㎜
・頭幅:28.5㎜
・顎幅6.9㎜
★個体動画★

強烈過ぎる眼下突起の発達
この個体が羽化したときのガッツポーズたるや!
この形を親にしたかった!
その先代のリベンジ、叶いました!!




複眼(目)の下のふくらみが大きく広い(眼下突起の発達)
当たり前だが、その結果頭の面積が広くなる
このような方向の頭でっかちがたまらないのである!



まさにハンマーヘッドシャーク!
H2(Hammer Head)系統登場の衝撃をリアルタイムで見ていた私にとって、
これほどステータスが高い頭部は順昌にはないのである。

頭の形状が等脚台形になってしまうほどの複眼下の膨らみ
この唯一感!
これぞ自己顕示欲を満たしてくれる個体!
※このあたりの言語の使いまわしはかつてのオマージュ(懐かしんでください)

たまらん!
噛めば噛むほど味が出てくるではないか。
そういう個体です。
懐かしの形容がどんどん湧き出てきます。
また、当時インパクト抜群な言語でホペイブリーダーを熱くした発現が、
今でも当時のままに破壊力抜群なのが嬉しい限りです。
圧倒的唯一感・独創性・存在感を有した個体・・・
他と違う個体、他に存在しない個体、
予算を積んでも出会えるか分からない存在感・・・
それを追いかける。
そんな形状追及のロマンを語ってくれる個体でもあるでしょう。









