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★在庫なし【25本店ストック成虫】No.21 KXX8.3-LB

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 7月15日
  • 読了時間: 4分

更新日:10月5日

※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています

※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます



【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:CBF1【23GX50-X(CBF1)×23KX8.3(F2)】

◆血統名:KXX8.3-LB(Limit Break

◆グループ:KXX8.3

◆系統番手名:KXX8.3-LB①



【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・張飛

・皇帝

・極峰

・WX




【血統誕生背景:KXX8.3-LB】

2023年、急速なスペックアップと体表の改善を果たしたのが当店大看板のGX50-X(23GX50-X)でした。これまでのようなX9番系(初代H299直系)や、XAg系(初代顎最強個体直系)のように、同腹兄弟姉妹同士の累代純増交配で累代を進めるのではなく、2022年3月に早めに羽化したGX50-X(顎7.5mm)を、2021年羽化のGX50-X9のメスに交配・・・系統交配と戻し交配のハイブリッドのような交配で誕生しました。この、従来なかったような配合が、大幅なスペックアップ・サイズアップ・体表の仕上がり改善等の変化の実現に繋がった・・・それが23GX50-Xでした。


2023年、部位数値面において他の系統の追随を許さなかったのは、しかしながらGX50-XよりもKX8.3でした。顎幅8.5㎜を優に超え、個体によっては9mmを超えるような顎幅の個体を連続で誕生させたスペック青天井血統でした。しかしながら、顎幅8㎜台中盤以降になると、仕上がりに難が出始めるというハードルも抱えていたのでした。


KX8.3のハードルを突破させてみたいという好奇の気持ちから、スペックに対しての体表の美しさが最もよかった2023年の「本店ストック個体No.44」の23GX50-Xオス×KX8.3のメスを交配したのがKXX8.3-LBです。


KX8.3とKX303は顎幅上限が9クラスの、今後10年出会えるかという傑作。しかし、このままスペックの天井を感じながらブリードを進めるのは大変・・・・。抜本的な革新をKX8.3もたらしたい。その思案の果ての交配が功を成しました。正直これほどうまくいくとは思っていなかったので、ダメもとで組んだ1腹のみ。しかも、10頭ほどの幼虫をお得意様に譲渡・・・・(なんてことでしょう・・・・)。今年度、販売に最も消極的な系統の一つとなってしまいました。


7後半~8中盤付近のクラスのオスを複数輩出、当店で飼育した同腹には(1番のみですが)7アンダーはおりません。また、KX8.3では仕上がれなかった領域に軽々と踏み込む数値実績を実現しています。体長80超&顎幅8超&頭幅30超という、スーパー大台を3連続で両立する個体が平然と仕上がる血統能力は圧巻の一言。


間違いなく限界(Limit)を壊した(Break)血統。

それが、KXX8.3-LBです。





KXX8.3-LB

2025年5月羽化

前蛹ウェイト23gから

顎幅8.1㎜ほど

※計測は動画を参照ください

★計測動画★


★個体紹介動画★



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とにかくカッコイイ!

カッコいいを飽和するまで詰め込んだ個体!


顎は昨今の大台どころではない数値。

頭部は大きく、ボディーはキュッと締まってスタイリッシュ。

強調される頭と、強烈な張り出しが思い切り重心を上半身に寄せた個体です!

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上見では、切れ味鋭いスタイリッシュなフォルム

しかし、側面から見ると印象がガラッと変わる

強烈な厚み、重量感の雰囲気が頭をもたげてくるのだ

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手に乗せているとビタっと姿勢を決めてくれる

このような気性も、鑑賞においては嬉しい


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いろいろ書きたいことはあったのですが、あまりにも完成度が高くて形容に困りました。


スペックも凄いのですが、トータル評価が非常に高い個体。

基部幅8.1mmという数値も霞むカッコよさ。


やっぱりホペイに求めるのはカッコよさ。

当たり前を教えてくれる、全然当たり前じゃないレベルの個体。

やはりLimit Breakの血は伊達ではありませんね。


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