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【25本店ストック成虫】No.29 GX50-X(X8.4⑤)

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 7月17日
  • 読了時間: 3分

※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています

※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます



【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F2【21X×22X戻し&系統交配初代2023年からの2代目】

◆血統名:GX50-X

◆グループ:X8.4

◆系統番手名:X8.4⑤



【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・張飛

・皇帝




【血統説明X8.4】

23GX50-Xからの2代目です。オス親は2023年本店ストックのNo.45、頭幅30mm&顎幅8.4㎜を揃えた超個体からの子たちです。腹は⑤と⑬の2腹。どちらからも超越フォルム・超越スペックが出てきています。形状はどれも親に似て、漆黒でぬめっとしたヌシのようなオーラを纏った個体が多いです。また、親に似て頭部が非常に分厚いです。


親は、「羽化はかなり厳しそうだ」「顎は9㎜が見えそうだ」という2点を揃えた蛹が羽化した個体でした。2点について共に予想を裏切った結果となっており、

・「羽化はかなり厳しそうだ」→羽化&完品&仕上がりも良好

・「顎は9㎜が見えそうだ」→大幅に顎痩せをして8.4㎜

上記のような結果になりました。この結果が、今年度のX8.4系にもハッキリ踏襲されており、X8.4系の驚異の変態能力に繋がっています。


蛹の内部が過剰形成されずゆとりをもって形成され、羽化時の脱皮が円滑であること、各部位がよく伸びることから、一見非常に厳しいサイズ&形状&スペックの個体がスパッと仕上がります。蛹の内部にゆとりがあることから皮が脱げやすく羽化がスムーズです。顎痩せのメリットをチート級に高めた個体群です。


どんなにウェイトを乗せても形状がド派手になっても完品が望めるというのは、その2点を揃えた個体の完品羽化が極めて困難とされる昨今の血統事情を鑑みると、「一線を画している」と言って過言ではない能力です。


【数値実績】完品羽化した個体の数

※顎7超級の数は数えきれないのでもう数えていません・・・

★顎7台複数

★顎8台複数

★最大82㎜超

★血統内最大顎幅8.5㎜以上(複数)



GX50-X(X8.4⑤)

2025年6月羽化

前蛹ウェイト23gから

※顎幅7.5㎜程の個体です(右顎の方が太いです)

★計測動画★


★個体動画★


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あまりのカッコよさにストックした個体

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どんなに説明を並べても「カッコいい」にまさる言葉はそうそう見つからない

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美しさと迫力

2つのバランスが良いと特に良い

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色々な角度から写してカッコよさが陰らないことは大切である

映え感や、奇跡の写り(たまにやたら映えて写ること)に

頼らずとも虫が良いのである

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綺麗な台形のおお顎で、基部が鋭く水平に張り出す個体。

顎は水平にスパナのように開き、非常にカッコいい。


特にスペックを見ずにストックした1頭。

仮計測では顎幅は7.4㎜であったが、右の方が太そうだったため再計測すると、

確かに右の方が太い。


7.5㎜アンダーは流石に計測しなくてもいいかな・・・

そう思っていたのですが、計測する羽目に。

嬉しい悲鳴です(笑)

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