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【25本店ストック成虫】No.42 KTX8.6-LX

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 8月10日
  • 読了時間: 3分

※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています

※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます


【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:CBF1

◆血統名:KTX8.6

◆グループ:KTX8.6①

◆系統番手名:KTX8.6-LX



【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・張飛

・皇帝

※23GX50-X本店No.46オス×GX50-X(KT:旧K)との血統交配1代目



【血統説明KTX8.6-LX】

GX50-Xと皇帝の交配。

かねてより永くに渡って”究極”を目指したい組み合わせでした。

TP:E・・・始皇帝のEmperorのEにも掛けられたE

皇帝・・・その名の通りのEmperor

2つの究極のEを揃えた個体を、奇しくもかつての血統大本家が共通して名付けたEmperorに倣って体現したかった。そういうストーリーを目指したという背景もございます。


23Xの8.6顎個体・・・・子を残すのが難しいだろうと思われた極限個体。しかし、翌年まで不死身の生命力で生き、そしてたった1頭のメスから子を残すことに成功。もちろん、多数のメスに掛けましたが子を残せたのはたった1頭。その奇跡の系統は、奇跡の能力を持って誕生。顎8クラスの蛹がするすると自力で蛹化し、トータルスペックで現在の伝説クラスの個体達がスムーズに仕上がっていき、エラー有りの最後の1オス顎基部幅8中盤付近が自力で羽を閉じてしまう驚異の変態能力を有しています。インラインはもちろんですが、アウトラインでも8顎複数の誕生・トータルスペックの爆上げ・能力の異次元向上を成し遂げそうな恐ろしい血統が誕生しました。


正にホペイの帝王。

Limitはもっと先にある。まだまだ余裕である。

それがKTX8.6-LX


【数値実績】完品羽化した個体の数

※顎7超級の数は数えきれないのでもう数えていませんが、1腹なので母数は多くありません

・8mm以上の顎の個体複数

・頭30超級

・体長82㎜弱


KTX8.6-LX

2025年6月羽化

幼虫最終計測体重31g、前蛹ウェイト24gから

顎幅8.2㎜をスパッとクリアする怪物です

※計測は動画を参照ください

★計測動画★


★個体動画★


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ヤバすぎモンスター。本当に、KTXは品種改良の領域に入りました。見た目からは分からない飼育や生育の過程が、他の個体と段違いです。ホペイ種らしくないということではなく、「そういう極太はオオクワガタには厳しいでしょ」という領域を全く苦労せず仕上がってきます。X8.03やX8.4にはチート能力がありますが、困難を乗り越えるためにチートが発動するということです。これに対し、KTXは「その困難を乗り越える必要がない。なぜなら、そもそもそういう形になれるようにできているからだ。」という感じで、昨今の超絶最先端のスペックをクリアしてきます。それも、このクラスで上翅にゆとりを残して・・・・・。


夏のセールではすぐになくなりましたが、いや~・・・凄いのを手に入れられたものだな・・・と思います。これがいたら、インでもアウトでも、発現の可能性ではなく、実現の可能性を広げられるわけですからね。最後の最後までヤバすぎる血統でした・・・・!

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