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【25本店ストック成虫】No.54 KX801➉

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 8月14日
  • 読了時間: 3分

※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています

※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます



【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F3

◆血統名:KX303

◆グループ:KX801

◆系統番手名:KXX801-SKL➉



【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・張飛

・皇帝

・極峰

・WX




【血統誕生背景:KX801】

種親は2023年本店ストック個体No.3(体長80.5mm、頭幅29.68㎜、顎幅8.01mm)

この顎幅から系統数値を取り、KX801となったものが本系統です。

KXは3系統立てる予定で、81.6㎜オスを親とするKX816、9.01㎜顎オスを親とするKX901、そしてKX801が立ち上がる予定でした。しかし、いずれも超越スペック故の苦労があり、KX816とKX901は十分な数が採れておらず、ショップ媒体としては表には出ません。とはいえ、私として一番期待値が高かった本命は本801です。

※901はちょっと特別扱い、816はレコードなども意識した交配でした。


形状抜群で、スペックよりも圧倒的に巨大に見える(実際に巨大です)個体群です。そして、全ての個体が全方位から見てガッチガチビタビタに仕上がってくるという驚異の完成度を誇る個体群でもあります。実物を手に取った方の、手に乗せている時間がトップクラスに長いのは実は本系統。色んな意味で完成度とバランスが高次元なのだと思われます。


メスの不全も、羽パカが1頭のみと驚異的な能力で、デカくて黒くてカッコよくて幅広な個体がゴロゴロ出てくるという、シンプルな楽しさを感じさせてくれる超優良系統です。今年度、一番にお問い合わせを頂いている系統でもあります。


まだまだ余裕な顔をしており、ポテンシャルも凄まじい。

正に可能性は無限大、SKy the Limits!




KX801-SKL

2025年5月羽化

前蛹ウェイト24gから

・体長:79.0㎜

・頭幅:28.9㎜

・顎幅:7.0㎜


★個体紹介動画★


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KXは美しい。


スペックが乗り、サイズも凄い。計測数値を超えたサイズ感と体積感をもたらしてくれる個体群。でも、展示会で実物を手に取った方の多くがつぶやくのが、「おお~、これはいいですね、落ち着きますね!」とか、「おお~、これこれ、しっくりくるよ!」といった感想。


その後、「え!?そんなにサイズあるの!?」が恒例のパターンになりつつあります。


KXの特徴はオールワイド。ダイオウヒラタの体に、ホペイのおお顎をつけたような体形をしています。体表は光沢が強く、黒い。上翅はビタっと合わさり、腹もカッチカチに収まっている。手に乗っけるとガチっと固まってポージングを決めます。このようなパフォーマンスのよさもKXの魅力。手にのっけた時に、安心して鑑賞できるわけです。


ですが、実際は巨大でスゴイ体積の個体群。余裕な顔をしていても、77㎜オーバーがザラ。80クラスも多く、頭幅が30㎜に迫るものも。また、おお顎が7㎜を超えても美しさが全く陰らない。いつまで経っても余裕な顔をしている。それで、バケモノじみた印象よりも、フォルムの美しさや形状の自然さ故の癒しが先行するのでしょう。


本個体もカチッと基部幅7㎜を抑えられるのですが、写真では72㎜くらいで、顎幅6.4㎜くらいの個体に見えます。体長も79㎜もあるのにね(笑)


こういうのを並べられるのがKX。

人気が出て、あっという間になくなってしまったのにも頷けます・・・。

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