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【25本店ストック成虫】No.55 KX801➉

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 8月14日
  • 読了時間: 3分

※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています

※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます



【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F3

◆血統名:KX303

◆グループ:KX801

◆系統番手名:KXX801-SKL➉



【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・張飛

・皇帝

・極峰

・WX




【血統誕生背景:KX801】

種親は2023年本店ストック個体No.3(体長80.5mm、頭幅29.68㎜、顎幅8.01mm)

この顎幅から系統数値を取り、KX801となったものが本系統です。

KXは3系統立てる予定で、81.6㎜オスを親とするKX816、9.01㎜顎オスを親とするKX901、そしてKX801が立ち上がる予定でした。しかし、いずれも超越スペック故の苦労があり、KX816とKX901は十分な数が採れておらず、ショップ媒体としては表には出ません。とはいえ、私として一番期待値が高かった本命は本801です。

※901はちょっと特別扱い、816はレコードなども意識した交配でした。


形状抜群で、スペックよりも圧倒的に巨大に見える(実際に巨大です)個体群です。そして、全ての個体が全方位から見てガッチガチビタビタに仕上がってくるという驚異の完成度を誇る個体群でもあります。実物を手に取った方の、手に乗せている時間がトップクラスに長いのは実は本系統。色んな意味で完成度とバランスが高次元なのだと思われます。


メスの不全も、羽パカが1頭のみと驚異的な能力で、デカくて黒くてカッコよくて幅広な個体がゴロゴロ出てくるという、シンプルな楽しさを感じさせてくれる超優良系統です。今年度、一番にお問い合わせを頂いている系統でもあります。


まだまだ余裕な顔をしており、ポテンシャルも凄まじい。

正に可能性は無限大、SKy the Limits!




KX801-SKL

2025年5月羽化

前蛹ウェイト26gから

・体長:80.2㎜

・頭幅:29.4㎜

・顎幅:7.4㎜


★個体紹介動画★


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KXは美しい。


頭でっかちで、広くてキュッと締まった前胸背板と、過不足無い自然なサイズの上翅を見ると、妙に癒されるものです。おお顎も親譲りの綺麗なカーブを描くもの。湾曲は豪快ですが、内歯の外歯への重なり方や倒れ方は優美。


ほぼノーディンプルで、80クラスのこのような個体が仕上がる。

しかも、おお顎の幅は7.4㎜を刻みます。

7.5㎜クラスから激減し希少価値が超高くなるのが2025年時の顎基部幅数値の感覚。その上で完品になると更に希少性が高まり、それでも上翅には皺などができやすく、前胸背板や頭部にもディンプルができやすいものです。


本個体は、巨大でスペックが全て大台であるというトータルスペックモンスター。前蛹ウェイトも26gと、選ばれし個体が到達できる領域に踏み込んでいる個体です。しかしながらこの体表の美しさ、このバランス、この余裕な表情。


これをストックしないで何をストックするのか、という域の完成度です。

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