★商談不可【25本店ストック成虫】No.10 KTX8.6-LX
- YY

- 7月14日
- 読了時間: 4分
更新日:23 時間前
※画像は単焦点レンズのデジタルカメラ(EOS-RP:Macro is STM)で撮影しています
※一部スマホ撮影の画像を差し込むことがございます
【生体情報】
◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ
◆学名:Dorcus hopei hopei
◆産地:福建省北峰
◆累代:CBF1
◆血統名:KTX8.6
◆グループ:KTX8.6①
◆系統番手名:KTX8.6-LX
【血統内訳】
およそ以下のような血統を内訳としています。
※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです
→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))
※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません
・TP:E
・HO8
・張飛
・皇帝
等
※23GX50-X本店No.46オス×GX50-X(KT:旧K)との血統交配1代目
【血統説明KTX8.6-LX】
GX50-Xと皇帝の交配。
かねてより永くに渡って”究極”を目指したい組み合わせでした。
TP:E・・・始皇帝のEmperorのEにも掛けられたE
皇帝・・・その名の通りのEmperor
2つの究極のEを揃えた個体を、奇しくもかつての血統大本家が共通して名付けたEmperorに倣って体現したかった。そういうストーリーを目指したという背景もございます。
23Xの8.6顎個体・・・・子を残すのが難しいだろうと思われた極限個体。しかし、翌年まで不死身の生命力で生き、そしてたった1頭のメスから子を残すことに成功。もちろん、多数のメスに掛けましたが子を残せたのはたった1頭。その奇跡の系統は、奇跡の能力を持って誕生。顎8クラスの蛹がするすると自力で蛹化し、トータルスペックで現在の伝説クラスの個体達がスムーズに仕上がっていき、エラー有りの最後の1オス顎基部幅8中盤付近が自力で羽を閉じてしまう驚異の変態能力を有しています。インラインはもちろんですが、アウトラインでも8顎複数の誕生・トータルスペックの爆上げ・能力の異次元向上を成し遂げそうな恐ろしい血統が誕生しました。
正にホペイの帝王。
Limitはもっと先にある。まだまだ余裕である。
それがKTX8.6-LX
【数値実績】完品羽化した個体の数
※顎7超級の数は数えきれないのでもう数えていませんが、1腹なので母数は多くありません
・8mm以上の顎の個体複数
・頭30超級
・体長82㎜弱
KTX8.6-LX
2025年5月羽化
前蛹ウェイト24gから
顎幅7.9㎜付近
※計測は動画を参照ください
★計測動画★
★個体動画★

巨大で、全てのスペックが高い。比率も高い。
昨今末端クラスのスペック、そしてそうそう存在しないレベルの仕上がりの良さを揃えた怪物。されど、そこまでの異形っぷりは感じられない・・・・

信じられないようなスペックが、なんとなく既視感の有る範疇の見た目の個体に搭載されている。実物の体積やフレームが桁違いなのである。

好み・好みではないといったテーマでの形ではなく・・・「スペックをべらぼうに乗せる」というテーマで論ずるならば、これがスペックを乗せる形の一つの正解なのであろう。

全体的に安定感を感じさせる。
この安定感にこの系統の異常なレベルの完成度を感じずにはいられない。

胴まで太く、骨格が逞しい。
昨年まで”懐の深さ”と表現してきた、虫に求めてきたものを体現した個体である。



スペックを獲りにいく。やりがいのあるブリードで、手ごたえの大きなブリードです。鑑賞という楽しさとはまたちょっと違った、「育てる」という高揚感を感じる楽しみの一つ。
どう見えるかだけではなく、実際に太いのか、大きいのか、重たいのか、分厚いのかという手のひらの上のリアルの極限を追求したときに、このような形は一つの答えなのかもしれません。
上見画像では、なんとなく見たことがあるレベルのホペイに見える。しかし、各部位のスペックはそうそう見られたものではないような都市伝説クラスのスペックを有している。計測動画でも示しているように、カチッときつめに測ってそういうスペックが出る。
スペックを乗せられる形になっていて、高スペックを乗せてもアンバランスに崩れていないのである。バランスが良い個体も、ややアンバランスな個体もどちらも良い。それは鑑賞時の話。スペックを乗せるという話では、乗せられる安定感は必須。その一つの解を示しているのが本個体のフォルムでしょう。









