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26ホペイコンテスト究極部門:優秀賞・2026年度グランドチャンピオン

執筆者の写真: YY
YY
1 日前
読了時間: 9分

【26ホペイコンテスト入選】

さあいよいよですね!今年度のコンテストの、グランドチャンピオンの発表です。

コンテストや個体の投稿の際には、色々なことを思われたことでしょう。そして、多くの個体がエントリーをされました。


もちろん、コンテストのようなある種競技っぽい要素を好むか好まないかという、そもそもこのようなお披露目が好きか嫌いかという感性による敷居がありそうです。加えて、結果は結果として出るものですから、入選しなかったときに、少しくらいは自分の個体が相対的に否定や減点されたように感じられるものかもしれません。


少し主催者の昔話を綴るならば、今から20年ほど前、ホペイフリーク代表は諸先輩方に虫を見て頂くことに・・・・とても積極的でした(笑)そもそも、自分の虫がそんなに完成度が高いとは思っておりませんでしたし、そんなに凄いものだとも思っていなかったのでした(笑)大切に育てた個体たちですし、手に乗せて幸せな個体たちでした。ですが、自分に高精度の品評眼など備わっているはずがないということと、他の個体と比べてスペックで後れを取る(頭は除き(笑))自身の虫がトータル評価で高評価とはいかないんじゃないかな、という自認の低さがあったのでした。


また、私は自分が育てた個体を”見てもらう”ということ自体を楽しんでいたように思います。好評でもうれしかったし、不評でも面白かったです。不評の場合はうれしくはありませんでしたが、「なるほど、見方によってはここに魅力が不足しているのか!」や、「なるほど、この部位についてはこんな見どころがあって、もっとハイレベルとなるとこんな形やスペックになっていくのか!」と勉強になることが多く、やっぱり見て頂くことや、お披露目の場に投稿してみること自体が楽しかったものでした。そこには”チャレンジ”という気持ちすらなかったのかもしれません(爆)


色々な場に個体を持ち込んだり色々な方に見て頂いたりしました。町の大通りで不特定多数の方を捕まえて「どれがいいですかね」という、今であればすぐにSNSに”変な奴がいるぞ!”と投稿されそうなヤバいことをやっていたのも私。でも、当時は意外とリアクションをもらえましてね、「なにこれ?虫?どれも同じじゃないの?でもこれはなんか、雰囲気あるよね?」とかいう、ぼんやりしたコメントなどをもらったりもしていました。


当時は”目指せトップブリーダー様方!”な私でしたので、心から納得いく傑作!!と思えることはとても遠いことのように思われましたが、「納得いくこたいを見せて否定されたら、納得できないじゃん(笑)」ということに気づいてしまったので、殊更積極性が高まってしまったというのもあったのかもしれません。


採点をさせて頂いて、色々なことを感じます。私の年間総撮影数というのはぶっちぎりな自信があります。とてつもない枚数のホペイの写真を様々な角度から撮ります。そういう取り組みをしているものですから、「これは勝ちに来てるね!!」とか、「この方は投稿自体を楽しんでいらっしゃる」、「この方は、個体のレベルよりも自己評価が低そうだぞ・・・」など、色んなことを感じてしまいます。外しているかもしれませんがね。


そして、採点をしていて、「やっぱり、上位に食い込んでくる虫たちを飼育されている方は・・・・また、今回入選とはならずとも、高得点を出されている方、これまでのコンテストで入選経験がおありの方々は・・・出場自体を楽しんでくださっているケースが多いのかな?」ということを感じます。


私自身は、生涯現役でいるつもりですから・・・・それはブリードを続けるということではなく、このようなコンテストなどに出ろと言われたらいつでも出ますよ・・・ということでいようと思っておりますので、今回のコンテスト2種・・・・


美形

究極


この2種に、もし自分が出場するとしたら、どの個体を出そうかな・・・ということは考えました。それなりに、採点項目は確認して戦略は練りそうです。入選に有利な個体を選ぶとは思います。つまり、個体の自己評価や他者からの評価は大切ですが、ことコンテストに出るとなれば、採点項目は見ると思います。その上で、出場個体は選ぶように思います。


会心の個体一発勝負はしないと思います。そもそも、コンテスト以前に「ホペイの好みや楽しみ方はぞれぞれ!」という文化がありますよね。ですから、そのコンテストなりの見方があってもいいわけです。いろんな見方があるのだから、特定の競技化された土俵の上での見方があっても当然構わないのですから。そして、そのストライクゾーンを完全に把握することは難しいでしょうから、打率を上げるためにエントリーはできる頭数フルで出すと思います。


ただ・・・・

それでも、自分がこれぞ!と思っている個体はエントリーすると思いますね。入選しない気がしても、土俵の上で不利な気がしても、「やっぱり俺の虫はこいつだな」という個体はエントリーする自信があります。そもそも、勝敗以前に皆さんに見て頂きたいわけです。


ホペイのコンテストを運営しはじめて5年になります。お披露目の場があるというのは、とても良いことだな、と思います。今日はBE KUWA101号が届きました。レコードといういうのも、ある種のお披露目の場な気がします。体長最大個体が1頭だけ表彰台に載れるようなお披露目の場。レコードオーバーを飼育しても申請しない方もいらっしゃるようですから、やっぱり楽しみ方は人それぞれ。でも、お披露目の場があればやっぱりそこでは白熱するし盛り上がる。


ホペイのコンテストは、年々盛り上がってきているように感じます。

熱を帯びてきています。

今年もエントリー個体のレベルは高かったです。

でも、今年は熱量が一番高かった、そしてシンプルだったと私は感じます。

コンテストエントリー自体を楽しんでくださる方が増えたように思うのです。


来年以降もコンテストは行います。

コンテストである限り、入選個体には最大級のステータスがあるように頑張りたいと思いますし、常日頃から宣誓しておりますように、第三者視点で・閲覧者視点で理解納得が限りなくできるコンテストにしていきたいと思っています。


ただ、

私の気持ちは2021年頃から変わっていません。

お披露目の場があったらいいですよね。

そのために、コンテストの運営を始めたのでした。



ホペイとともに歩んでこられた方はご存じでしょう。

ホペイは一度、お披露目の場を失いましたね。


私としては、入選はもちろん狙っていただきたいですが、

参加が楽しいコンテスト・・・・

そういうコンテスト・お披露目の場をご用意できるよう、精一杯努力していきたいと思っております。


今回のグランドチャンピオン、たぶん、お披露目自体を楽しんでくださっている方からのエントリーなんじゃないかな、と感じました。その個体の全貌が、3枚の写真からよく分かったのでした。個体には見どころも欠点もあります。あますところよくわかる3枚でした。そして、総じてレベルが高く、個性が引き立っている個体だったのでした。









それでは、総勢47個体の中から、

スコアトップとなった個体・・・・

2026年のグランドチャンピオンをご紹介いたします!





◆究極部門エントリー・スコア全個体中最高個体◆

佐々木 剛司 さん


入選個体スコア:891点

エントリーNo.26U-S6




◆エントリー情報◆

・飼育者:佐々木 剛司

・産地:福建省北峰

・体長:71.3mm


【飼育者コメント】

張り出しの良い大顎と幅広い頭部、力強いいかり肩が形づくる迫力あるフォルムが魅力です。各部の均整が生む一体感のあるシルエットが、その魅力をさらに引き立てています。次世代への期待が膨らむ、特に思い入れのある一頭です。






◆本個体のスコア◆

なんと2位とは1点差!!!
なんと2位とは1点差!!!







◆主催者寸評◆

強烈な顎!それに負けず劣らずな頭部!

存在感抜群の顎と頭を、前胸背板が「形」で引き立てています。

そこに、比率やスペックに対して仕上がりが良い上翅が接続。しかも、上翅が小さい!巨大な上半身に、きれいでコンパクトな下半身がくっついている。


サイズは小さめですが、形状飼育難易度は非常に高い。

側方から見ると分厚く、体幹に立体感があり、顎も分厚い。薄いから成立できた個体ではなく、欲張り尽くしてカチッと仕上がった珠玉の1頭でしょう。


バルク感あふれる強烈個体ですが、眼上突起や眼下突起、各部の張りのベクトルなど、細かいところを重箱の隅をつつくようにして見ても減点が難しい。


太さと迫力を、細かな部位形状で引き立てた個体。

まさに、カタチで語り尽くしてくれる個体でしょう。






おめでとうございます!!



さて、先にも記載しましたが、恐るべきは今年度の上位個体の争い。

・スコア1位⇒891点【究極】

※1点差

・スコア2位⇒890点【美形】

※4点差

・スコア3位⇒886点【美形】

※4点差

・スコア4位⇒882点【究極】



このように、1位&2位はたったの1点差!!!!

そして、その後も接戦が続きました。


4点くらいの差ですと、写真撮影の際の個体の姿勢、顎の開きの均等さ程度の微々たることで覆ってしまいそうです。それほど、肉薄した上位個体4頭・・・・加えて、その後の5位以降にも僅差が並んでいるのが今年・・・・


本当に、素晴らしいエントリー個体たちでした。


加えて、「美形部門」と「究極部門」が、本当に境界線をわずかとする類似するもの・・・・つまり、『美形とは、本来究極の称号の一つ!』と私が申していることは、確かにそうだと虫たち、そしてブリーダー様方に語って頂いた気持がありますし、逆に・・・ッ『究極個体というような個体たちでも、入選個体には美があった!』という点が浮き彫りになったということも有意義だったと感じております。





この時期の私は、「ホペイコンテスト美形の採点」「ホペイコンテスト究極の採点」「韓国産オオクワガタ美形コンテストの運営」「韓国産オオクワガタ入選個体紹介」「BE KUWA102号ホペイの世界執筆」と、連日忙殺し尽くされておりますが・・・・


その中でももっとも運営が大変なのがホペイのコンテスト。

その大変なコンテストですが、入選個体の発表が完結を迎えると、なんだかまだ物寂しいというか、物足りない気持ちを感じるものです。


来年、再来年と、更にコンテストが盛り上がり、もっともっと多くの個体がエントリーされてくると、この物足りなさは満たされるのでしょうか・・・?


否、おそらく、いろんなホペイを見たい!個体差が楽しい!ブリーダー様の美意識の違いも楽しい!という私にとって、運営が物足りる日はこないのかもしれませんね(笑)


それでは、少し名残惜しくはありますが、

今年度も皆様、コンテストへのご参加、そして応援・ご閲覧、

ありがとうございました!!


来年以降のイベントにも、

是非ぜひ応援・ご期待、よろしくお願いします!


2026年10月18日20:00記

ホペイフリーク代表 山本 良樹

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