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【26本店ストック個体No.28】GX50-yyii68零式

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 8 時間前
  • 読了時間: 10分

★展示解説用予定の個体です


「本店ストック個体」で紹介するのは当店のストック個体(原則非売個体)です。

販売個体はショップページでご確認ください。

流通が極めて少ないスペックを有する個体には計測動画を付属させますので、計測の様子まで気になる方はご確認ください。血統の背景や生い立ちの詳細は以下の動画でご確認いただけます。デジカメ撮影です(EOS-RP:Macro IS STM)、肉眼で見た時と同じ形状に写るように努めております。


【2026年の血統コンセプト】

形状追及の年、偶数年の2026年。

全血統に共通するコンセプトは以下の3点です。

①累代飼育が楽しいこと

⇒健全健常で能力が極めて高いこと

(完品羽化能力:6月27日時点の実績は母数約260頭に対し完品羽化率98%超:98.46%)

数勝負ができる。多数飼育した分多数良い個体が生まれる。

②存在感を絶対的に表現できること

文字通り大あご以外の「スタイル」において唯一感を示せる。

品評に強い映え感を有す

③自由度の高い血統であること

インライン交配・系統交配・血統交配(アウト)両方での使い勝手が良い。

スペックブースト能力・特殊形状成立&羽化力の向上


【2026年血統系統ラインナップ紹介】

以下動画で当店の今年度の各血統系統の詳細をご確認いただけます。

↑クリックでリンクが開きます




本ページでは以下の個体を紹介いたします。


【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F4(同腹兄弟姉妹同士交配純インラインブリード)

◆血統名:GX50-yyii

◆グループ:GX50-yyii68

◆系統番手名:GX50-yyii68零式①

【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・劉備

・張飛

・皇帝

・TT2A

・SAX

・極峰

・等


【血統説明GX50-yyii68零式】

・コンセプト

24GX50-yyii68③からの同腹兄弟姉妹交配の累代指数純増累代。4代目GX50-yyii68(F4:CBF4)です。


「全ては究極形状の追及のために」をコンセプトとしております。それは、スペックを捨てるわけでもなく、美しさを捨てるわけでもありません。種親選別において余計なバイアスのみを捨て、求める全てを発現させるべく交配計画を練った・・・・その先に誕生した究極です。


私たちホペイブリード愛好家は、そもそも「究極」の追及を原点としていたのではなかったか。そして、その「究極」とはスタイル、形状と言語化される”最強存在感”ではなかったか。その原点に最先端の領域で立ち戻る。それがGX50-yyii68零式です。スペック・実績・映え感・マウント・・・様々な邪な感覚をリセットしてしまう・・・文字通りホペイ飼育っていいな、の原点に立ち戻らせてくれる存在たちです。


・血統構築の背景

2020年に誕生した初代GX50-yyii68(CBF1)、あのレジェンド個体の究極存在感に匹敵する存在感の発現を追及。2020年初代に匹敵する個体群の誕生をついに実現しました。2020年のゼロゼロ、yyii68の原点O(初代)・特別な・ホペイ飼育の原点である究極形状追及・・・・そして、圧倒的な能力:ゼロストレスから、「零式」と命名。


「究極フォルム」「末端スペック」「最強クラスの能力(2026年6月27日時点で、羽化不全は全系統トータルで1頭のみ、瓶内放置羽化個体もその1頭を除きすべて自力羽化完品)を実現。定性分析において無類の強さを発揮しています。


↑クリックでリンクが開きます

なんと、2026年ラインナップの中で”唯一の8顎ホペイの子」となります。


8顎ホペイという究極スペックを親にし、

・スペックの天井が極めて高い種親から無駄を削ぎ完成度を高める

・メス選別で狙いの形状を射抜く

という離れ業で誕生してきた子孫です。

※一般的には、高スペック個体で高スペック個体を狙いますね

GX50-yyii68の究極形状追及は、2022年2代目、2023年2代目再度(別腹)、2024年3代目と、実は今年度4代目に入るまでに複数腹3代の試行錯誤に及びます。その中で、yyii68は当家の狙いを無視しスペックを炸裂させ続けてきました。このトライ&エラーの歴史の中で、当家は狙いの形状を射抜く方法、そしておそらくそれにつながるであろうメス選別の在り方を消去法的に探し続けてきたということです。


そして、先代までで複数のメスを種親にすることにより、メスによる次世代の発現傾向の変化の掌握を進め、いよいよ王手を打った2025年の交配の時。”ハイスペックオスを種親とし、狙いの形状を射抜けそうな特定の形状のメスを選り、親にする”が血統掌握を進めた当方の手法でした。


究極形状を狙う。究極能力を狙う。きれいな体表や上品な形状、ホペイに求められるバランスを狙っていく。まさに形状追及。しかし、スペックも劣らない個体群を誕生させたい。この最後の1手を叶える鍵こそ、「8顎ホペイ」という超越スペック個体の存在だったのでした。


究極スペック個体の特権はスペック追及偏重ブリードだけにあらず。上が高いという特権は、能力向上やスペックを維持したままの形状のブラッシュアップなどに活きます。特出個体の変化球的活用が、特殊領域に踏み込むことを実現させたというわけです。


2腹同レベル同発現傾向のyyii68①とyyii68③があった年が2024年でしたが、このような針の穴を射抜くブリードをするために、当家は24GX50-yyii68③の同腹兄弟姉妹交配に絞り込みました。これは、「系統交配:別系統(別腹)の交配」における系統分離交配による、ややアウト寄りの炸裂や発現の多様化を避けるためです。これまでに申してきた通り、近年の当店の血統はオスを同じくし、狙いも同じくした場合、腹別の違いはあまりありません。24GX50-yyii68①もきわめて強力な系統であったことは間違いありませんが、ここを断腸の思いで切り捨て、③に絞ったというわけです。「削いだ」と表現するなりには、厳しい選別も潜り抜けてきています。その分、今年度のyyii68零式の血統としての完成度はこれまでのyyii68血統と比較しても格が違います。




【数値実績】毎年原則完品をカウント

※高スペック個体は多数おりますが、今年度はスペックを数えておりません

※形状追及の年であるため

※8クラスはいると思われます

※全系統昨今最強クラスのスペックは望めますのでご安心ください

→いずれ「26本店ストック個体シリーズ」でご確認いただけます



GX50-yyii68零式①

2026年6月18日羽化

体長:70.4mm

頭幅:26.0mm

顎幅:6.6mm

縦横比率:37.1%(37%が妖怪比率といわれていました)

撮影あきらめたの、


開業以来初めてかもしれない・・・・・



ヤバすぎます、こいつはもう撮影が無理です。

日を改めればできるので、昔のホペコンエントリーの皆様、特に上位入選者の方々が工夫されていたように、撮影には数日から数週間を要し、個体のコンディションやテンションと上手に付き合いながら撮影をすれば行けたと思います。


ですが、すみません、これは本当に活動の都合上なのですが、本個体にそこまで”今は”時間を割けないので、今回は動画をアップしましたからそちらで個体の様子はご確認ください。


今年度、形状では間違いなく上位1桁%に入る個体です。

最高、その一言で片付きます。


昔ながらの良さと、モダンな良さを両方、きちんと持っています。

眼上突起や眼下突起がシャープに発達し、眼上突起は頭部の張りや鋭さを、眼下突起は頭部の広さ増しを表現しています。


前胸背板はまさにホペイなそれ、美形個体のものを移植したようなものです。

腹は超コンパクトで、上翅もきれいです。


画像ではやや顎が長めに写っていますが、そんなに顎は長くはありません。

程よいセミロングで、きれいな台形です。重なりも100%という感じです。

大あごは太く立派ですが、それよりも張り出しや稜線の鋭さが美しく感じられます。


カッコよさ・かわいらしさ・美しさを3種を揃えた極上の一頭です。


私は、そのような顎が好きなので構いませんが、それはそれとして・・・大あごを非常に太くすると、どうしても稜線の鋭さ(エッジ)は薄れてきます。これを維持するのが非常に難しい。68の価値の一つは、この稜線の鋭さにあります。


稜線は、大あごを薄く細くすれば鋭くなりやすいです。

つまり、太物の稜線をキレッキレにするためには、大あごを「細くする」「薄くする」この2つをクリアする必要が高いのですが、言葉上でも矛盾しているように難しいです。


特に厚みが厄介で、8顎クラスになるとどうしても顎厚は6㎜付近になってきます。


68の恐るべきところは、顎厚が6㎜級になっても稜線の鋭さが陰りにくいところです。

これはもう、偶然の産物というか、とてもとても狙って創れるものではありませんので、それだけでも68という血統の価値を感じられるものです。


こんなに太くて分厚くなっても、こんなにエッジがキンキンに鋭いの!?

という形質をもっています。







ここからは私個人の好みの話です。


私は錐型の内歯が昔から好きです。

内歯フェチだからです。


皆さんが大あごの太さを追及しているときに頭のデカさばかりを追い求め(笑)

皆さんが外歯先端の入り(屈折)を追及しているときに錐型内歯を追及し(笑)

皆さんが極太顎小尻を目指しているときに、長い上翅を追い求める・・・(笑)

どこかマジョリティーとは少しだけズレた取り組みばかりしてきたから・・・だからホペイフリークの血統個体群は”他と少し違う”という差別化ができてしまっているのかもしれません・・・。


頭のデカさを追求したおかげで、ある時ドン!と顎幅を乗せることができました。

錐型内歯を追及したおかげで、顎シルエットを問わす重なりやすい形状と、大あごの立体感を表現できました。

上翅の長さという安定感を大切にしたおかげで、ヤバすぎるスペックの個体でも仕上がるようになりました。


あとは、盛るか削ぐかという感じになってきたのは、上記のような10数年にわたる取り組みの結果でしょう。振り返れば、その歩みは悪くありませんでした。


さて、そんな私が大好きな錐型内歯ですが、やはりその中でも最高峰は「角錐型内歯」だと思っています。円錐型も水牛のようでカッコいい、大好物なのですが、角錐型内歯になってくると、エッジの鋭さと内歯のボリュームを両立できるわけです。


が、

この角錐内歯はなかなか飼育するのが難しい!

2020年のGX50-Xの大本命種親予定の個体が、素晴らしい角錐型内歯を持っていて、次世代絶対に種にするぞ!!とワクワクしていたのですが、年内に★になりましてね・・・なかなか、角錐型内歯+目指す形の個体の飼育には難儀したものでした。


角錐型内歯の魅力はもう一つあります。

それは、「大あごが太く見えること」です。

大あごは、パイプ状の丸みを帯びるほど重たく見え、べたっと面が平たく広くなるほど太く見える傾向にあります。両方取りたいというのは分かりますが、なかなか両立は難しいものです。


KX8.3などは、数値以上に顎が太く見えますが、あれはべた広の顎でエッジがきりっとしているからです。


太く見えるのに、切れ味が残るのでスタイルにも鋭さや美しさが伴いやすいという良さがあります。このように、角錐型内歯とエッジが効いた大あごを私がべた誉め賞賛するなりには、エッジと太さの両立というのは難しいものです。


それを体現するのがyyii68零式。

根拠は意外とシンプルで、「親がそうだったから」。


本個体も、ホペイの顔ともいえる大あご・・・最後のワンポイントは最高で極上です。大あごの三角形に見えるような「面」が非常に広く見える造形。エッジと、角錐型内歯のコンボがたまりません。まるで精密機械を手にしているように映ります。




それをバチ決めで写真にしたかったのですが、

マジの暴君で、お前はWildか・・・・!!

いやいや、Wildでもそんなに気性が荒いのはそうそういないぞ・・・・


というものすごい気質でして、先の顎開き画像も私的には不本意な写りなのですが、もうそれを撮影するので精一杯。体を震わすように威嚇し、手のひらすら挟もうとする怖すぎホペイです。


あまりの暴れっぷりに、初めてだと思います・・・いったん撮影を断念しました。

なので、2026年7月17日段階では、上の2枚と動画でご勘弁願いたい。


そのうち、執念で撮影して更新しますので・・・・


それにしても、めちゃくちゃカッコいい。

本個体は、「ホペイの世界」の掲載個体にしたいですね。

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