top of page

【26本店ストック個体No.42】GX50-yyii68零式

  • 執筆者の写真: YY
    YY
  • 1 日前
  • 読了時間: 9分

★応談可・準種レベルです


「本店ストック個体」で紹介するのは当店のストック個体(原則非売個体)です。

販売個体はショップページでご確認ください。

流通が極めて少ないスペックを有する個体には計測動画を付属させますので、計測の様子まで気になる方はご確認ください。血統の背景や生い立ちの詳細は以下の動画でご確認いただけます。デジカメ撮影です(EOS-RP:Macro IS STM)、肉眼で見た時と同じ形状に写るように努めております。


【2026年の血統コンセプト】

形状追及の年、偶数年の2026年。

全血統に共通するコンセプトは以下の3点です。

①累代飼育が楽しいこと

⇒健全健常で能力が極めて高いこと

(完品羽化能力:6月27日時点の実績は母数約260頭に対し完品羽化率98%超:98.46%)

数勝負ができる。多数飼育した分多数良い個体が生まれる。

②存在感を絶対的に表現できること

文字通り大あご以外の「スタイル」において唯一感を示せる。

品評に強い映え感を有す

③自由度の高い血統であること

インライン交配・系統交配・血統交配(アウト)両方での使い勝手が良い。

スペックブースト能力・特殊形状成立&羽化力の向上


【2026年血統系統ラインナップ紹介】

以下動画で当店の今年度の各血統系統の詳細をご確認いただけます。

↑クリックでリンクが開きます




本ページでは以下の個体を紹介いたします。


【生体情報】

◆種類:ホペイ/ホーペ/ホーペイオオクワガタ

◆学名:Dorcus hopei hopei

◆産地:福建省北峰

◆累代:F4(同腹兄弟姉妹同士交配純インラインブリード)

◆血統名:GX50-yyii

◆グループ:GX50-yyii68

◆系統番手名:GX50-yyii68零式③

【血統内訳】

およそ以下のような血統を内訳としています。

※当店の単位の基準で記載。記載の目的はきちんとしたホペイ種であるという信頼が持てる単位での血統ブレンドを示すことです

→交配において重複する血統や系統があり、またそれらの呼び名がものによって異なる場合があるため、末尾に”等”と記載(例:M127→張飛、A160→張飛;このように枝葉で呼ばれるものとグループで呼ばれるものが混在するため、それらは統合して表記することがあります・・・・この例では”張飛”。※ただし、レジェンド番手のようなものは別枠で記載する場合があります(例:A160))

※記載している以上の情報を個人単位で提供は致しません

・TP:E

・HO8

・劉備

・張飛

・皇帝

・TT2A

・SAX

・極峰

・等


【血統説明GX50-yyii68零式】

・コンセプト

24GX50-yyii68③からの同腹兄弟姉妹交配の累代指数純増累代。4代目GX50-yyii68(F4:CBF4)です。


「全ては究極形状の追及のために」をコンセプトとしております。それは、スペックを捨てるわけでもなく、美しさを捨てるわけでもありません。種親選別において余計なバイアスのみを捨て、求める全てを発現させるべく交配計画を練った・・・・その先に誕生した究極です。


私たちホペイブリード愛好家は、そもそも「究極」の追及を原点としていたのではなかったか。そして、その「究極」とはスタイル、形状と言語化される”最強存在感”ではなかったか。その原点に最先端の領域で立ち戻る。それがGX50-yyii68零式です。スペック・実績・映え感・マウント・・・様々な邪な感覚をリセットしてしまう・・・文字通りホペイ飼育っていいな、の原点に立ち戻らせてくれる存在たちです。


・血統構築の背景

2020年に誕生した初代GX50-yyii68(CBF1)、あのレジェンド個体の究極存在感に匹敵する存在感の発現を追及。2020年初代に匹敵する個体群の誕生をついに実現しました。2020年のゼロゼロ、yyii68の原点O(初代)・特別な・ホペイ飼育の原点である究極形状追及・・・・そして、圧倒的な能力:ゼロストレスから、「零式」と命名。


「究極フォルム」「末端スペック」「最強クラスの能力(2026年6月27日時点で、羽化不全は全系統トータルで1頭のみ、瓶内放置羽化個体もその1頭を除きすべて自力羽化完品)を実現。定性分析において無類の強さを発揮しています。


↑クリックでリンクが開きます

なんと、2026年ラインナップの中で”唯一の8顎ホペイの子」となります。


8顎ホペイという究極スペックを親にし、

・スペックの天井が極めて高い種親から無駄を削ぎ完成度を高める

・メス選別で狙いの形状を射抜く

という離れ業で誕生してきた子孫です。

※一般的には、高スペック個体で高スペック個体を狙いますね

GX50-yyii68の究極形状追及は、2022年2代目、2023年2代目再度(別腹)、2024年3代目と、実は今年度4代目に入るまでに複数腹3代の試行錯誤に及びます。その中で、yyii68は当家の狙いを無視しスペックを炸裂させ続けてきました。このトライ&エラーの歴史の中で、当家は狙いの形状を射抜く方法、そしておそらくそれにつながるであろうメス選別の在り方を消去法的に探し続けてきたということです。


そして、先代までで複数のメスを種親にすることにより、メスによる次世代の発現傾向の変化の掌握を進め、いよいよ王手を打った2025年の交配の時。”ハイスペックオスを種親とし、狙いの形状を射抜けそうな特定の形状のメスを選り、親にする”が血統掌握を進めた当方の手法でした。


究極形状を狙う。究極能力を狙う。きれいな体表や上品な形状、ホペイに求められるバランスを狙っていく。まさに形状追及。しかし、スペックも劣らない個体群を誕生させたい。この最後の1手を叶える鍵こそ、「8顎ホペイ」という超越スペック個体の存在だったのでした。


究極スペック個体の特権はスペック追及偏重ブリードだけにあらず。上が高いという特権は、能力向上やスペックを維持したままの形状のブラッシュアップなどに活きます。特出個体の変化球的活用が、特殊領域に踏み込むことを実現させたというわけです。


2腹同レベル同発現傾向のyyii68①とyyii68③があった年が2024年でしたが、このような針の穴を射抜くブリードをするために、当家は24GX50-yyii68③の同腹兄弟姉妹交配に絞り込みました。これは、「系統交配:別系統(別腹)の交配」における系統分離交配による、ややアウト寄りの炸裂や発現の多様化を避けるためです。これまでに申してきた通り、近年の当店の血統はオスを同じくし、狙いも同じくした場合、腹別の違いはあまりありません。24GX50-yyii68①もきわめて強力な系統であったことは間違いありませんが、ここを断腸の思いで切り捨て、③に絞ったというわけです。「削いだ」と表現するなりには、厳しい選別も潜り抜けてきています。その分、今年度のyyii68零式の血統としての完成度はこれまでのyyii68血統と比較しても格が違います。




【数値実績】毎年原則完品をカウント

※高スペック個体は多数おりますが、今年度はスペックを数えておりません

※形状追及の年であるため

※8クラスはいると思われます

※全系統昨今最強クラスのスペックは望めますのでご安心ください

→いずれ「26本店ストック個体シリーズ」でご確認いただけます



GX50-yyii68零式③

2026年6月30日羽化

体長:76.9mm

頭幅:28.2mm

顎幅:7.35mm

前蛹ウェイト24gからの個体です

かっけぇ~~~~!!


至高の台形!

顎開きでも、顎先の屈折が感じ取れる極上。


こういう個体がいると、忙しい日の帰り道の足取りも軽くなろうものです。


家に帰って、こいつを手に乗せよう。

カッコいい個体の存在価値の一つ。


イカツイこたいですが、上翅先端付近は余裕余裕でカチッと閉じています。


個人的には、大きな頭部よりもやや広く湾曲していく大あごのシルエット・・・

この、わずかに頭に対してまさった顎のシルエットの大きさや、

バランスをギリギリ維持したまま湾曲に豪快さを感じさせるこの顎フォルムが好みです。


少し血統血統した話をしておきます。

まとめてしまえば結構シンプルなものです。

・ラベルが確かかどうか

・血筋の文字通り奇跡をたどれるか

・信頼信用して飼育できるか


3つを抑えていればいいだけの話です。


そして、こと「形状追及」においては、

3番目の「信頼信用できるか」が私にとっては最も重要です。


・信頼できること

血統を信じ、頼りにしてよいということですね。

例えば、MT8.1は、”超バルクアップカブトムシ化”という無茶振りを虫にしたい・・・そのために、能力面で全幅の信頼をしているGX50-Xの純系インラインX9系をブレンドしています。スペックアップ・形状追及・サイズアップ・・・いろんなブリーダーの我儘を叶えてくれるかどうか・成立させてくれるかどうか・・・そういう能力面が優秀な個体群は信頼できます。とんでもない蛹でも、やってくれるだろう!・・・と。


・信用できること

ある程度は、同血統・同系統・・・・どこまで細分化してこだわるかは飼育者様によって違ってくるでしょうが、まとまりで見たときの連続性や類似性は大切です。そういう感じの個体が生まれてくるんだろう・・・・これが大切。また、「秀逸な形状に連続性がある」「超高スペック個体の完品羽化力などが安定している」・・・・こういった良さや強みの共通点が見いだせることも私は重視しています。正直、信用できる血統に昇華する方が難しいと感じています。



ずらっとサムネを並べると、68ぜロ式はみな同じような表情をしています。

共通する発現を多数見つけることができます。

もっと早く、同じ方向を向かせて同じ姿勢を取らせたサムネで統一すればよかったと少し後悔しています(笑)


昨日から今日にかけて26g前蛹・・・強烈なバルキー個体が羽化しました。

最後の68の羽化でした。

最後の最後がモンスターだったので、緊張感がありました。

綺麗に仕上がってくれました。


完品能力が高く、腹出しや内羽の収納に苦労をするといったストレスフルな現象がゼロになったのが2026年。雰囲気にも統一感があり、どの個体もカッコいいです。


68ではありませんが、

先日並べたGX50-XR3もこのように、みな類似した顔をしています。


当店の個体群は、同じ方向を向かせて同じ姿勢を取らせると、みな類似した表情をするようになってきています。年々その傾向は強くなっています。


ゴツイ・太い・イカツイ・ハイスペック・きれい・美形・上品・・・といった、抽象的な表現になるようなものには個体差があります。でも、並べるとなんとなしの統一感をはっきり感じることができます。こういう血統は形状追及をするにあたっては特に信用できます。そういう雰囲気の個体群なのですから。


半分はPRです。

うちの血統はいいよ、とは言います。

不器用な虫屋さんですから、いいものはいいと言ってしまいます。

問題や課題があるなら、それはそれで報告をしているつもりです。


半分は見解共有です。

なんとなしに、でもはっきり感じられるような”個体群の雰囲気”という、まとまりで見たときに「同血統だな」と感じられること・・・・これは形状追及において非常に重要です。


まだ、「とりあえずハイスペック!」「太けりゃ何でもいい!」という方には理解いただくのは難しいと思います。でも、ある時ステップアップしていって、「この個体群、もう少しこういう形になってくれたらいいのにな・・・もう少しここをこうしたいんだけどな・・・」という調整や変形、ブラッシュアップを求めたくなった時・・・・


統一感が皆無の血統よりは、統一感がある血統の方が調整がしやすいんです。


ちょうど先日、ご縁あってMT8..1の実物を、良くしていただいているブリーダー様にご覧頂きましたが・・・・「う~ん、正直腹別の違いは感じられませんね」という一言を頂いています。血統屋さんとしては、そういうことを目指していますから、とても嬉しいものです。





bottom of page