韓国産オオクワガタコンテスト3種の予定
- YY

- 10月1日
- 読了時間: 8分
いつもお世話になっております。
今回は、当店が来年以降で開催するイベントのご案内です。
韓国産オオクワガタについて、3種のイベントを行う予定です。
◆ごあいさつ◆
ご存じの通り、今年は当方は「韓国産オオクワガタ」の飼育にいよいよテコ入れを行いました。これは当方にとって非常に大きなことでした。
2019年頃から少しずつ韓国ビノについては取り組みの予兆はあったのですが(その頃からwildは入れてた)、多くのホペイの血統を本家として抱え込むと、簡単には”増種”が難しくしばらくの足踏みが続いていたのでした。
毎年、ホペイの血統にすら、取捨選択が生じます。血統の歴史は、継承の歴史であり、同時に淘汰の歴史でもあります。積極的に淘汰を行いたいということでは決してではありませんが、飼育をして良い結果を出すほど系統は増加する傾向にあります。
それに伴ってキャパが増えるわけではありませんから、結果的に削られていく血統もあるということです。
そんな中、それでも本種には注力したい・・・・そう思わせる何かが(皆様と一緒に見出していくものと思っておりますが)が韓国産オオクワガタにはあり、まとまった数の飼育に至りました。
その飼育の軌跡は以下をご覧ください。

↑クリックでリンクが開きます
◆韓国産オオクワガタに期待される楽しみ方の多様性◆
やはり、飼育をして次世代の蓋を開いて見るとその魅力は底なしでした。
同じBinoと言っても、日本産のオオクワガタとは海を隔たれているなりには似て非なる存在であり、陸続きの中国ホペイとも似ている部分があり違う部分もあるという面白い存在です。形状の変化の幅は大陸のオオクワガタに準じるように広め。累代ステージによる変化に加え、そもそも本種の発現傾向としての個体差がそれなりに確認できました。
2024年の通関には一般的には不要なひと手間をかけています。正規通関に加え、専門機関のフィルターを通して本種である確認をとっております。特大が誕生しているKS、極太が誕生しているKIも安心して飼育して頂けますし、ショップラインナップに並べる前から完売・在庫希薄となっているように、多大なるご支持・信頼を頂いております。
原点に近しいところから血統開拓をするという面から・・・そういう観点からご支持を頂いたのがKW-B(WF1)と、KB(WF2)でした。ある程度大型化・形状の選択肢が出てきているところからスタートしたいという観点からご支持を頂いたのがKS・KI。
ブリーダーの好みが選択の結果に影響してきたのも本種に関わって、
面白いと感じたところでした。
ホペイや韓国産オオクワガタの面白いところは、発現の多様性と楽しみ方の多様性であると当店は考えております。
もともとシンプルな”種由来の形状”に、個体差という差別化が存在する。
おお顎の湾曲やシルエットの違い・肌質の違い・部位の発達具合の違い”といった小さな違いがハッキリ現れることによって、「自分好みの個体をセレクトする」という選ぶ楽しさがあります。
「サイズを狙ってもいいし、スペックを狙っても良い」という文化があるのも面白いところです。体長が大きい・・・要するに長い虫に加え、おお顎が太いといったような部位発現が強い個体や、体格が良いといったようなガタイの良さ、或いは下半身が締まった・・・といったスタイルの良さやスタイルのキレ味を見せる個体などが人気です。
ブリーダーの好みに合わせ、
楽しみ方を変えられるのもDorcus Hopei属ブリードの面白さでしょうか。

◆韓国産オオクワガタの現在の一般認知◆
さて、現在は韓国産Binodulosusは、レコードについては日本産と区別がされておりません。韓国内でも大型ブリードは進められており、現在80㎜台中盤付近までは存在するのではないかといわれていますが、90㎜台中盤に手を伸ばしている日本産Binodulosusに太刀打ちするのは中々至難であると思われます。ですが、サイズを狙うというのは非常に面白いことに変わりはありません。まずはサイズについてはこの辺にしておきます。
形状についても、まだまだ「ずばり韓国ビノってこんな形で、こんな変化幅があるもの」という情報は乏しく、「飼育個体だと、こういう個体も出てくる」といったデータも乏しいのが本種の飼育文化の未開拓なところです。
このあたりについて、当店で何か”遊び”を提供できないものかと思案していたのがこの2025年の秋のこと。そして、色々考えた上で、以下のコンテストを開催することを今のところ予定しております。
◆開催予定のイベント3種◆
①韓国産オオクワガタ(Binodulosus)
体長記録(日本国内飼育個体)
Japan, Body-Length Recorded for Korean Binodulosus
JBRK
→日本国内で飼育された韓国産オオクワガタの体長記録を当店ショップHPで競技化・記録をするものです。
※2026年羽化個体から受付
※2025・2026年の当店の飼育記録は含めない
→当店の飼育個体は2028年から参戦
➁韓国産オオクワガタ美形コンテスト
今年・来年とWF1~WF2を紹介します。お客様宅で、当店が販売した2025年WF1幼虫の羽化結果も出てきます。これらを可能な範疇で紹介したうえで、Wild~WF3個体までの様相を踏まえ「本種らしい美しさを、強く体現した個体」を募るコンテストです。
③究極の韓国産Binodulosusコンテスト
2026年実施は、上の➁と重複するところもありますが、”美形”や”Wild由来”以上のフレーム、『飼育個体』という観点から究極を募るコンテストです。まだ「究極とはなんぞや」というところから、ブリーダーの皆様と一緒に開拓していくような取り組みになります。結果もそうですが、その軌跡に意味がありそうです。
※2027年からはKIが参戦するでしょうから、太さへの注目もさらに強まる可能性を予見しています
★当店の参戦について★
当店は、形状の変化幅が大きなKI血統、そして今年度は81㎜を超える個体からの採卵をすでに行っております。そのほか、KS血統でも体長は78mm超級を誕生させており、現在の韓国ビノの相場を超越したような数値をもった個体を輩出してしまっております(本種のツボにはまったであろう飼育法があるので、それは後ほど公開します)。これらを含めてしまうとコンテストが面白くありませんから、しばらくの間は当店は不参加という形でコンテストを運営します(当店からの成虫購入個体の参加も不可)。
それでも、特に体長については「最大何ミリまで出てきているのか」ということに対しては韓国ビノをブリードする多くの方が純粋な興味として持たれることでしょうから、数年間の間は当店の飼育した個体の最大サイズは参考記録として掲載、当店の飼育した個体の体長のマックス数値が抜かれた時、あるいは本企画が軌道に乗ってきたときに、当店は1ブリーダーとして参戦する予定です。
◆最後に◆
さて・・・・
これまで、本業の傍ら行ってきた無料イベント(景品も提供した)・・・ホぺコン・真みんなのホペイ・ホペイアワード・ホペイオブザイヤー・・・これらの手間は尋常ではないので・・・・(苦笑)


当店の繁忙期は9月まで。3月から7月までは不眠不休、8月から9月まではセールなどで不休です。そこから1か月ほど、活動がやや穏やかになります(「ホペイの世界の執筆」「取材受付」などはありますが・・・)。そして、10月からはホペイのコンテストのエントリーが始まります。11月には菌糸瓶1000本交換が始まり、12月には冬のセールなど、年末年始には年末年始イベント(可能であれば)・・・そして、年末年始イベントが終わり次第次年度の羽化の為の準備と、最後の瓶交換1000本クラス・・・・。
新たに3コンテストを開催するとなると、秋の唯一体が少しだけ自由になる頃に開催するのかなという予定になりますね。年中無休を地でいかなければならないような気もするのですが・・・・(ホペイのコンテストも並走するため)
”今が創生期”な韓国ビノの魅力というものは、それをもってしても表舞台にさらに引っ張り出したいと思うようなものでして・・・。また、そのような利益還元率を度外視したような取り組みに注力をするのも当方の活動の一つの特色かと自負しておりますので・・・
上記3コンテストは実現させたいと考えております。
なお、体長部門以外については、まだまだ「これぞ韓国ビノ」「これが韓国ビノの目指すところ!」みたいなものが全く開拓されていないものでしょうから(だからこそ今が創生期なわけです、今のブリーダーが、未来の価値観を培っていくのでしょう・・・そんなロマンがありますね)・・・
いちおう、ある程度の形になってから発信をしてはおりますが、まだまだ詰め切れていないザックリとした構想をご紹介しているのが今回。より工夫を凝らしたり、設定の取捨選択は行いますから、今回紹介した形からの変更はあるものとご理解頂ければ幸いです。
たとえば、
美形や、究極については、投票式にするのが面白いかもしれないな(未定)・・・などなど、色々考えています。
開業前は一般ブリーダー様方を審査員にお迎えしてということもやりやすかったのですが、ショップとなると無償で何かを依頼するというのも中々難しくなりました。韓国産オオクワガタに興味を持たれている方からの投票は貴重な一票なのですが、攪乱目的や運営妨害を目的とする票も、実際問題としては集まってくるでしょうから、投票についてはどうしようかな・・・こういう悩みもあります。
ということで、まだまだ詰め切れていませんが、まずはザックリとこんなことを考えていますということをご紹介させて頂きます。また、ここまで書いてきて”やはり”韓国産オオクワガタの飼育文化開拓は今が本当に創生期!と改めて感じました。飼育していても飼育していなくても、応援頂ければ励みになります。
2025年9月30日記
ホペイフリーク代表 山本 良樹








